背が低いお子さんへ!これから身長を伸ばすためにするべきこと | チルコレ

[記事公開日] 2017/12/18
[最終更新日] 2018/04/10 SatoNatsumi

背が低いとお悩みのお子さんへ!これから身長を伸ばすためにするべきこと

子供の身長を伸ばしたいと考える親は多いと思いますが、どうやったら子供の身長は伸びるのでしょうか。子供の身長が伸びる時期は2回あります。この伸びる時期にしっかりと子供の骨の成長を行えるかどうかで一生の身長が決まると言っても過言ではないんです。

  • 目次

子供の身長を伸ばす方法って?

2017年の9月20日に「低身長の子供と親に関する調査結果」が公表されました。この調査は低身長に該当する18歳以上の男女500人3〜18歳の子供を持つ20歳以上の母親500人を対象に行われたものです。

身長で悩むお子さんは8割!対する親は3割しか認識していなかった!

この調査によると、「身長が低いことで子供が嫌な思いをしたことがある」という質問に、本人の79.6%が「ある」と回答したのに対し、親は33.0%が「ある」と回答しています。身長が低いということに対して子供本人と親の認識が大きく違うということが分かります。

「身長が低くなかったら子供の生活は今とは違っていたと思う」という質問には、本人の61.8%が「思う」と回答し、同じ回答の親は17.2%でした。ここでも子供本人と親で身長が低いことに対する意識の差が見られます。

また、「今までに身長が低いことを誰かに相談したことがあるか」という質問に、本人の72.0%が「ない」と回答しています。その理由として最も多かったのは「相談しても解決しないと思ったから」が54.2%でした。

この調査から子供本人は身長が低いことで人知れず悩んだ経験があるということ、身長が低いのは仕方がないと諦めているということが分かります。本当に身長が低い子供は諦めるしかないのでしょうか。本当に身長を伸ばす方法はないのでしょうか。

身長を遺伝のせいと決めつけるのはまだ早い!

子供の身長が親の影響(遺伝)を受けているという事実はたしかにあります。しかし、多くの医師や研究者が「睡眠や食事など生活習慣といった外的要因も大きく影響する」と唱えていることも事実です。

何もせずに遺伝の影響だけを受けていれば身長の低い親から生まれた子供は身長が低いままという可能性が高くなりますが、この外的要因をうまく影響させることで子供の身長はぐんと伸ばすことができます。

子供の身長を伸ばす外的要因とは「運動」「睡眠」「食事」だと言われています。

身長に限らず、小学生や中学生の子供たちは体や心を子供から大人に成長させる大事な時期です。この成長期にきちんとした生活習慣を送るということが身長を伸ばすためには重要ということです。

子供の身長が伸びる仕組みは骨端線(こったんせん)にあった!

子供の身長が伸びるということは、骨が成長して伸びるということです。

骨と言っても1本の骨がぐんぐん伸びていくわけではなく、骨端線という成長期の子供にしか存在しない軟骨部分が成長することで身長が伸びていきます。国立成育医療研究センターの堀川玲子医師によると、子供の身長が急激に伸びるタイミングは人生で2回だと言います。

生まれた直後とその約10年後です。第一次成長期と第二次成長期と呼ばれる時期に子供の身長は大きく伸びるとのことで、特に重要なのが第二次成長期です。女の子はだいたい11歳頃、男の子は13歳頃です。ここは身長が伸びる「成長スパート期」と言われ、1年間に約10cmも身長が伸びます。この急激な身長の伸びは数年間続き、人によっては30cmも身長が伸びることもあります。

この第二次成長期がいつから始まるのか、その期間がどのくらいあるか、どれだけ成長のスパートをかけられるかで最終的な身長が決まります。

その理由は先ほど言った「骨端線」にあります。骨端線の成長が身長を伸ばすということだとお伝えしましたが、この骨端線は第二次成長期が終了すると固まってしまいます。骨端線が固まってしまうと、もうそれ以上は成長することができませんので、身長が伸びることは基本的にはなくなります。

骨端線が成長する最後のタイミング「第二成長期」を外さない手は無い!

つまり、骨端線が成長する第二次成長期に十分な運動・睡眠・栄養(食事)が取れていないと子供の身長を伸ばすことはかなり難しいということです。逆を言えば、この骨端線を十分に伸ばすことができれば遺伝の影響を受けていたとしても、子供の身長は伸ばすことができるということです。

子供の身長を伸ばすために改善すべき3つのポイント

では、運動・睡眠・食事をどのようにすれば子供の身長を伸ばすことができるのかを詳しく見ていきましょう。

1.運動

英医学誌「ランセット」に掲載された分析によると、幼児から10代までの未成年者の肥満の数は世界で1億2400万人に上り、過去40年間で10倍になったことが分かりました。

標準体重の子供に比べて肥満の子供は第二次成長期が早くきてしまいます。早く成長期がきた子供はホルモンの影響で骨年齢が促進され、骨の成長が止まってしまうので身長が低い大人になります。

肥満の子供が増えている要因のひとつが運動不足です。昔と比べて元気よく外で遊べる場所が少なくなったことや、スマホの普及によって遊び方が変化したことが原因として考えられます。

適度な運動は成長ホルモンの分泌を促し、このホルモンに骨が反応することで身長が伸びます。じっと座ることの多い環境では成長ホルモンの分泌が促進されず、骨の成長(身長を伸ばすこと)ができにくくなると言えるでしょう。

2.睡眠

成長ホルモンは、夜間の睡眠中に最も多く分泌されます。塾や習い事など不規則な生活が多い子供は十分な睡眠時間が確保できず、成長ホルモンの分泌も十分に行われません。

第二次成長期の子供にあたる7~12歳の理想睡眠時間は10~11時間だと言われています。この睡眠時間を確保できていない子供は、しっかりと睡眠時間の確保ができるように生活スタイルを見直しましょう。

3.食事

骨の成長に必要な栄養をきちんと食事で摂取していることも骨を成長させる(身長を伸ばす)重要なポイントです。

骨の材料になるのは、タンパク質・カルシウム・マグネシウム・ビタミンDです。

骨の土台としてタンパク質が必要不可欠で、その土台にカルシウムが結合することで硬く丈夫な骨になります。マグネシウムは骨の強度や弾力性を調整し、カルシウムの体内バランスをサポートする役割もあります。ビタミンDは小腸でのカルシウムの吸収を促進してくれます。

偏った食生活でこれらの栄養素がバランスよく摂取できていないと、骨が作られにくくなります。「運動」「睡眠」「食事」といった生活習慣を意識することで骨の成長を促進させ、身長が低い子供でもぐんぐんと身長を伸ばすことができるようになります。

普段の食事だけでは伸び盛りのお子さんには足らず、サプリメントで栄養を補う家庭もありますね。

まとめ

実際に遺伝の影響より生活習慣の影響を強く受けて身長を伸ばすことができた人はたくさんいます。テレビや雑誌などで活躍中の元バレーボール日本代表選手の益子直美さんは、両親の身長が170cm(父親)、164cm(母親)という遺伝的要素を持つ女性です。

両親の身長から子供の身長を予測する方程式にあてはめると、益子さんの身長は160.5cm(予測身長)にしかならないという計算になるのですが、実際の益子さんの身長は175cmです。遺伝の影響を14.5cmも上回る身長を得ることができています。他にも、

   予測身長 実際の身長 予測との差
中田久美さん(バレーボール選手) 158.5cm 176cm プラス17.5cm
中迫剛さん(空手家) 172.5cm 190cm プラス17.5cm
藤波辰爾さん(プロレスラー) 170cm 186cm プラス15.5cm 

上記の表のように、予測身長を大きく上回って活躍するアスリートがいることも事実です。

子供は、身長が低いことに対して、誰にも言えないコンプレックスを抱えている場合があります。身長を高くしてあげる方法を知っていれば、子供が内に抱える低身長のコンプレックスを取り去ることができると言えるでしょう。

第二次成長期が終わるまでの生活習慣を整えることで身長を伸ばすことができたという報告は世界中にあります。遺伝だから…と子供の身長が低いことを諦める必要はないのです。

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